10月限定御朱印のお知らせ
熊野神社
宮司 伴野年
当社では、月毎の限定御朱印を書かせて頂いております。
十月の御朱印は、蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
長寿の象徴である菊の花が見頃を迎え,草むらからは秋の虫の音が聞こえる季節となりました。
藤原義経も「きりぎりす 鳴くや霧夜のさ筵に 衣片敷き ひとりかも寝む」と詠んでいますが、面白いことに、平安時代には、キリギリスとはコオロギのことを言い、スズムシとマツムシは名称が逆だったそうです。そんなことを考えながら、秋の夜長に虫の音に耳を傾けるのも趣があるものです。
今月は、秋の草むらをイメージした緑色の和紙にて御朱印を書かせていただきます。