東海市大田町の神谷生花さまより、「冬隣(ふゆどなり)」をテーマにした花手水のご奉納を賜りました。
山々の木々は紅葉で華やかに化粧し、日中の陽射しはポカポカする日もありますが、一方で日毎に暮れるのが早まり、すごしやすい秋は足早に過ぎ去ろうとしています。
当社の裏山に一歩足を踏み入れると、そこにはタヌキやキツネの寝床と思われるような枯れ葉がふんわり集められた場所があります。
動物たちは枯れ葉で暖をとりつつ、椎の実やドングリの実を集めて冬支度を始めているのでしょう。
そんなことを考えながら花手水を見ていると、揺り籠の中の花々が枯葉や枝葉に包み込まれた小動物が身をよせているように見えてきます。
冬の気配を感じつつ、今しばらく秋を満喫したいものです。